2014年1月2日木曜日
ヒューゴの不思議な発明(2011年)
『ヒューゴの不思議な発明』
ブライアン・セルズニックの小説『ユゴーの不思議な発明』を原作とする、マーティン・スコセッシ初の3D映画。
第84回アカデミー賞では同年最多の11部門にノミネートされ、5部門で受賞。
1930年代のフランスを舞台に、駅の時計台に暮らす孤児・ヒューゴ。ヒューゴは身寄りもなく孤独の中、父の遺言が唯一の形見である機械人形の中に隠されていると思い、毎日こつこつと修理をし続けている。あることがきっかけでその機械人形が完成するが、それは父の遺言ではなかった。
そこから、徐々に謎を探っていくんだけど、個人的にたまたま、映画史の授業をとっていたからというのもあるけど、映画の歴史の中でジョルジュ・メリエスという人物がしたことのすごさを思い知らされる。
映画が夢だった時代。そして夢を見せてくれるものとして映画が存在していた時代があったということを。この辺りの謎がつながる感じは、すごくドキドキしてテンション上がった。
父の遺した思い、自分の存在意義を探るためにしていたことが、はからずもジョルジュ・メリエスが再び夢を見るきっかけを与えることとなるヒューゴ。
彼は「ここの世界が1つの機械だとしたら、いらない部品なんて1つもない。僕も必要とされているんだ」と語る。少年の小さな行動はつながり、映画人ジョルジュ・メリエスに再び夢を見せるきっかけを与えることとなる。機械の歯車のように。
個人的な話だが、2014年最初に観たのが、この映画となりました。
ストーリーうんぬんより、色々な人の映画への思いがあって、今こうして私が魅了されている多くの映画があるんだと思うと、2014年の映画生活、とてもいいスタートな気がする。
ヒューゴやイザベルのように冒険心を持っていろいろな世界を観て、パパ・ジョルジュが教えてくれた空想することを忘れずに、今年もどっぷり映画に恋していこうと思います。
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