2014年2月3日月曜日
アメリカン・ハッスル(2013年)
『アメリカン・ハッスル』
デヴィッド・O・ラッセル監督。アメリカで起こった収賄事件・アブスキャム事件を基に、ラッセルとエリック・ウォーレン・シンガーが脚本。
出演はクリスチャン・ベール、ブラッドレイ・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス。
2013年のアカデミー賞で、『ゼロ・グラビティ』と並んで、最多10部門ノミネートということで、話題にもなり、気になっていた作品。
詐欺師がFBIに協力して、おとり捜査によって汚職政治家たちを逮捕していく、という話なのだが、詐欺師とFBIと政治家と裏社会の人々…と、全員胡散臭く、その魂胆が全く読めず、何をたくらんでいるのかという騙し合いの連続。
しかも、詐欺師グループの中だけでも、アーヴィンとその愛人シドニーと、本妻ロザリンを巡る三角関係もあり、男と女の駆け引きが絡んでくるので、さらに複雑な騙し合いが展開されていく。
うーん…
正直、あれよあれよと物語についていくので精いっぱいで、理解しきれた自信がない(笑)。
常に騙され続けているような感じになってしまい、何も信じれないまま2時間がたっていた…。まんまと、というか。
なので、もう一回観たいです。いや、観ます。なんか、悔しい!
そういう感じで、理解しきれてはいないけど、もう一回観なきゃ!と思える面白さはある。かなり面白いからこそ、理解しきれていない部分が悔しいのです。
騙し合いの中で、エイミー・アダムス演じる愛人シドニーが何度も「リアルがいい」と口にし、クリスチャン・ベール演じるアーヴィンも大きな詐欺は不本意で、巻き込まれていくことに若干ビビッている。二人が望んでいたのは、巨大な詐欺でも騙し合いでもなく、「リアル」だったんだろうな。ふたりが一緒にいることができる「リアル」。
結末の収束には、そこがポイントになってくるような。詐欺師たちの本当の狙いが分かる最後は本当圧巻でした。
全員が全員裏がある、ものすごく壮大な騙し合いなんだけど、そこに注目しすぎて、結構構えすぎて散漫に観てしまった気がする初見だったから、もう1回観るときはアーヴィンとシドニーの関係に注目して落ち着いて観ようと思います。
あと、ジェニファー・ローレンス演じる本妻ロザリンがマジで最高すぎる(笑)。
ラストで、アーヴィンが「ロザリンはやっぱり面白い」、とロザリンのその後を語るところがあるんだけど、まさにその通りという感じ!
あと、これ観ると英語勉強したくなる!たぶん英語ならではの、ギャグとか言い回しがめっちゃあると思うし、字幕追うので精いっぱいになってしまって。
思い出せば、思い出すほど、自分の受け入れ態勢が整ってない鑑賞になってしまって悔しいです。
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