2014年2月24日月曜日
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1994年)
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』
1993年にフジテレビで放送された岩井俊二監督のテレビドラマ作品を、一部修正し、1994年に映画として公開された。
監督・原作・脚本:岩井俊二、出演:山崎裕太、奥菜恵、反田孝幸。
―あらすじ―
小学校最後の夏休み、プールの掃除当番ため登校していた典道、祐介、なずな。祐介は、典道に水泳の競争で勝った方がなずなに告白するという話をもちかける。(以上、映画.com)
ドラマ『モテキ』でいつかちゃんの生涯ベストドラマと言っていたので、気になって鑑賞。
小学生たちの夏の思い出。好奇心と行動力だけの男子と、大人びた奥菜恵演じるなずなの対比がよかった。
まだまだ子供の祐介の選択。
まだまだ子供の典道が選んび進んだ先にある、ちょっと大人の世界。
なずなは同級生だけど、少年たちにとってみたら“大人”の象徴だったんだろうな。同級生だからこそ感じる“大人”感。
でも、なずなも子供で、そんななずなと典道が過ごした夜のプールのひと時は本当に美しい!
そこで、典道が少し大人になった感じがすごく出ていた。
選んだ道、選ばなかった道。そういう小さな選択で、出会ったり出会わなかったりする出来事で、人は少しずつ大人になっていくんだろうなと思った。
少年たちの好奇心の代表として、“打つ上げ花火は丸いのか?平なのか?”というキーワードが最初から最後まで、出てくる。
大人になったら、考えもしないような好奇心とそれに突き動かされる行動力。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」いつから、そういうこと忘れちゃったのかな。なんて、ちょっとセンチメンタルになる映画。
エンディングの曲が流れ始めるところでは、涙が出てきた。
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