『クレイマー、クレイマー』(1979年)
1979年公開のアメリカ映画。製作・配給会社はコロンビア映画。
原作はアヴェリー・コーマンの小説。監督・脚本ロバート・ベントン、主演はダスティン・ホフマン。
第52回アカデミー賞作品賞ならびに第37回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品。
あらすじ
毎晩深夜に帰宅する仕事人間の夫テッドに愛想を尽かし、自分自身を取り戻すために家出した妻のジョアンナ。その翌日からテッドは7歳の息子を抱え、仕事と家庭の両立に励むが、家出から1年後、ジョアンナが息子の養育権を主張し、テッドを提訴する……。(以上、映画.com)
昔から有名な映画ということは知っていたけど、すごくよかった。
設定は今では、珍しくない設定だと思う。母親が出て行ったことで、家事なんてやったことない父親が手探りで家事や子育てをしていく。最初はギクシャクしている父子も、生活する中で、絆が強くなり、父親は自分自身を見つめなおし価値観が変わっていくという物語。
設定だけ聞くと、ドラマとかでよくあるな~という印象だけど、すごくすごくよかった。
余計なエピソードがなく、ただ単に二人の生活を描いているところとか!最初はグチャグチャだったフレンチトーストも、最後には手慣れたものになってる。ただそれだけのことなんだけど、二人の関係の変化を見てきたら、そこは本当に涙ポイント。
息子のビリーが本当にかわいい!
母親からの手紙を聞きたくないというところとか、「パパもいなくなる?」のところとか、本当に切なくなってしまう
二人で築いてきた関係も、母親が帰ってきたことで変わってしまう。
そのときのビリーの涙が、二人の過ごしてきた時間の深さや、関係を物語っていて、最後号泣してしまった。
あらすじはよくあるものでも、やっぱり名作が名作と言われる所以がわかったような気がする。
そして、フレンチトーストが食べたくなりました。
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