2013年11月18日月曜日
ムード・インディゴ~うたかたの日々~(2013年)
『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』
ボリス・ヴィアン原作の恋愛小説「うたかたの日々」の映画化。
「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー監督、「アメリ」のオドレイ・トトゥ主演。
かわいい!
けど、これまで見たミシェル・ゴンドリーのくるくる展開して、最後すっきり爽快な後味とはちょっと違った印象。
かわいいんだけどね。
踊っているときの足の表現とか、水の中の表現とか、映像は「恋愛睡眠のススメ」を思い出した。
ただ結末は、もっと残酷。
彼女が病気になって、身の回りの世界がどんどん荒んでいき、色を失っていくところはわかりやすく、つられてどんどん苦しくなっていった。
でも、その闘病のシーンは、日本で公開されているインターナショナル版でも長く感じたから、ディレクターズカット版はどれほどなのだろう。
恋をしている、その美しい世界と、闘病の落差が激しいから、より苦しくなったのかもしれない。
私もコランと一緒になってクロエに恋をして、その後、一緒になって絶望していったのかもしれない。
でも、やっぱりミシェル・ゴンドリーのくるくるドキドキは健在。
いつまでもどっぷり浸かっていたいと思わせる世界。その世界から、現実に戻ってくると、まだちょっとふわふわしてしまう。
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