2013年12月28日土曜日
キサラギ(2007年)
『キサラギ』
ストーリーの大部分が一つの部屋の中で進行する密室推理劇。
脚本は古沢良太によるオリジナル。監督は佐藤祐市。
小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之が出演。
友達に「なんかおもしろい映画ない?」と聞かれたら、まず勧めるのがこの映画。
なので、すでに5回くらいは観ていると思う。推理ものにもかかわらず。
1年前に謎の自殺を遂げた、如月ミキの1周忌オフ会に集まったファン5人(ほぼ5人だけで話は進む)。
「なぜ、彼女は自殺をしたのか?」
という、ひとつの謎についてひたすら議論していくのだけど、そのやり取り、展開、伏線の回収、ラストのオチ全てがおもしろい。間違いないエンターテイメント。
その5人はネット掲示板を通じて知り合っているので、ハンドルネーム以外の素性はお互い知らないわけだから、その素性が明らかになるに伴い、議論の的も変わっていく。疑ったり、疑われたりを5人で延々と繰り返すんだけど、飽きさせない会話劇!
脚本は『リーガル・ハイ』の古沢さんということで、それも納得です。
ラストのオチも秀逸。
真実は誰にも分からない。けれど、彼ら5人にとって「如月ミキ=アイドル」であることは揺るぎない真実で、如月ミキはアイドルのまま死んでしまったということは間違いないのだろう。
5人と如月ミキの関係がそれぞれ違うけど、それぞれにとってのアイドルだったんだな〜と、最後は実は結構泣けたりする映画です。
そして、この映画を観たら、ぜひエンドロールも観て欲しい!このエンドロールがまた素晴らしく痛快なの。実は観る度に、エンドロールだけ巻き戻して2回観たりするくらい好きです。
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