2014年8月18日月曜日

思い出のマーニー(2014年)


思い出のマーニー
米林宏昌監督、声・高月彩良、有村架純。

イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学「思い出のマーニー」(岩波少年文庫刊)を、スタジオジブリがアニメーション映画化。物語の舞台を北海道の美しい湿地帯に置き換え、心を閉ざした少女・杏奈が、金髪の少女マーニーと出会って秘密の友だちになり、体験するひと夏の不思議な出来事を描く。札幌に暮らす12歳の内気な少女・杏奈は、悪化するぜん息の療養のため、夏の間、田舎の海辺の村に暮らす親戚の家で生活することになる。しかし、過去のある出来事から心を閉ざしている杏奈は、村の同世代の子どもたちともうまくなじむことができない。そんなある日、村の人々が「湿っ地屋敷」と呼び、長らく誰も住んでいないという湿原の古い洋風のお屋敷で、杏奈は金髪の不思議な少女マーニーと出会い、秘密の友だちになるが……。(以上、映画.com



まず、あの予告映像はなんなんだろうね。
百合にしか見えないでしょ。

百合なら勘弁と、観るか観ないか悩んでいたところ、
友達に進められ、鑑賞。

同じく観るか悩んでいる人がいるならば、観ることをおすすめします!
できるなら、映画館で(なぜかは追々わかるかと…)



百合なの?問題については、百合かどうかって言ったら、
やっぱ百合っぽさは全然あると思う。
ネット上だと、百合じゃない!って声も多いけど。
ベタベタした女同士の友情が百合かどうかってのは、それぞれの友情観にもよるしね。

個人的には「百合ではなくはない」って感じ。



っていうか、大事なのは、百合かどうかではないんだよね。
そこじゃないの。



前半9割、退屈でした。
なんなの?だから、なんなの?とヤキモキするし、
登場人物だれにも共感できないし、
百合の先入観からか、そこはかとない気持ち悪さつきまとうし。


それでも、観ることを全力ですすめます!

残り1割で得ることのできる、カタルシスがとにかく素晴らしい!
残り1割で、退屈な9割がすべてスーッと消化される、あの気持ち良さといったら。

これが映画体験なんだなと、また新たな経験をした。


そう、9割退屈なので、DVDで観てしまえば、寝るか、やめるかしてしまう。(自分なら)
だから、映画館で観るべきで、最後まで観ないとわからないこの映画のよさを体験することができる。


共感できる、泣ける、笑える、人に言いたくなる…
どれも映画体験の醍醐味だけど、
「観ないとわからない」っていうのは、最大級の醍醐味なんじゃないかと。


映画についての論評とかレビューを読んでいて頻出す「カタルシス」という言葉。
はじめてその言葉の意味が分かったし、それでなければ言い表せられない感覚だった。


観るか迷ってるのであれば、間違いなく観るべき。(←ひつこいw)




観るか迷う原因はたぶん予告のせいなんだろな…。




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